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どうも、太陽です。

 

KDPの数字と、人付き合いを選ぶという防衛本能について

 

Kindle本を書き続けていると、KDPの管理画面に出てくる数字と、自分の実感のズレに首をかしげることがある。

誰が、いつ、どのくらい読んでくれたのか。推測はできても確証はない。その不透明さと、自分の労力や時間だけが一方的に盗まれていくような感覚が重なると、どうでもいい人間関係から距離を取りたくなる。

ここでは、今回のKDPの動きとそこから考えたことを、素直に整理しておきたい。

 

まず、事実として、今回KDPの「既読ページ数」のグラフを見ると、合計で八十ページ読まれていた。四十ページが二回分なので、僕のKindle本が二冊分、KDPで読まれたということになる。

 

それに加えて、心当たりのある動きとして、1250円で出しているKindle本が一冊、ついに売れた。KDPのロイヤリティ画面にも、その一冊分の売上がきちんと表示されている。

 

 

この一冊については、誰が買ってくれたのか、ある程度の想像がついている。僕のほうからある方に「このKindle本をよかったら読んでください」と勧めたことがあり、その方が買ってくれたのだろうと考えているからだ。

実際、その方のKindle本は、僕が一冊をKDPで読み、もう一冊は購入している。特にセキュリティ本として非常に有用な内容で、僕自身も参考になる部分が多かった。

 

ここまでを冷静に整理すると、今のところ、僕のKindle本に実際に関わってくれた読者は三人しかいない。そのうち一人は僕自身なので、実質的には他人が二人という計算になる。

そのうちの一人は、さきほど触れた「心当たりのある方」で、おそらくお返しのような形で1250円の本を買ってくれたのだろうと推測できる。もう一人は、KDPで四十ページ×二回ぶんを読んでくれた人だと考えられる。

ところが、KDPの数字を見ると、このわずかな動きしかないはずなのに、全体としての評価がやけに不自然に感じられる。

読まれているはずのページ数や、ランキングや表示のされ方と、自分が把握している現実の読者数がまったく釣り合っていないように見える。

そのため、どうしても数字操作のようなものが入っているのではないか、と疑いたくなる。さすがに、ここまで少数の、しかも誰が読んだか心当たりもあるレベルの動きしかないのはおかしいだろう、という感覚が拭えないのだ。

 

こうやって一つひとつの数字と実際の関わりを突き合わせていくと、どうしても頭に浮かぶのが、「違法傍受をしている連中」の存在だ。

彼らは人の労力やノウハウを、こちらに一円の対価も払わず、勝手に盗んでいく。こちらが時間をかけて積み上げた知識や試行錯誤、生活の工夫をコンテンツという形でまとめても、その外側で盗み見ているだけの連中がいると考えると、むかつくのは当然だと思う。

ある意味では、形だけの契約があるぶん、まだ奴隷契約のほうがマシですらある。こちらは契約すらしていないのに、労力だけ一方的に搾取される状態だからだ。

 

CIAやNSAのようなアメリカの情報機関が諜報活動をしているのは、ある意味では職務として理解できる部分もある。(もちろんまったく同意はしていないし、不快だし、関わりたくないが)

しかし、さらに不快なのは、そうした構造の周縁にいるマスコミや某出版社、そして某大企業のような存在だ。彼らは「正義」や「公共性」の顔をしながら、実際には他人の情報や労力をタダで吸い上げ、消費し、使い捨てていく。

そういう構造に自分の人生や精神をこれ以上差し出したくないという感覚が、最近ますます強くなってきている。

 

だからこそ、「どうでもいい人とは関わらない」という価値観が、僕にとってはかなり重要になっている。お金を払ってくれた人、きちんとやり取りが成立している人、相互にリスペクトがある人との関係だけを残し、それ以外は静かに距離を置く。

それが結果的に、自分の精神衛生を守り、生活の安全性を高めることにもつながる。どんな情報環境で生きるか、どんな人間関係の網の中に自分を置くかというのは、単なる好みではなく、もうサバイバルに近いテーマだと感じている。

この意味で、KDPのわずかな売上や既読ページ数に一喜一憂しながらも、「誰と関わるか」を吟味し、自分の環境を選び抜いていくことが、これからの僕にとっては何より大事な戦略なのだと思う。

 

数字や仕組みに振り回されながらも、関わる人を選び、自分にとって安心できる環境を自分の手で組み立てていくことこそ、これからの時代を静かに生き抜くための、いちばん現実的な防衛策なのかもしれない。

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