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2024年夏から始まるエンタメ旅:これまでとこれからの視聴記録PART5

どうも、太陽です。

  

この記事では、これまでの名作と今後楽しむコンテンツのリストを共有します。

興味のある方は、ぜひ続きをお読みください。

 

2024年夏から始まるエンタメ旅:これまでとこれからの視聴記録PART5

 

★2025年5月9日に観た映画「六人の嘘つきな大学生」

📅鑑賞日:2025年5月9日
🎬作品名:六人の嘘つきな大学生(Prime Videoレンタル/500円)
📚原作あり/鑑賞前に既読

僕は普段、映画やドラマ、アニメを“ながら観”するタイプです。

映像よりも音に集中して、別の作業をしながら観ることが多いんですが、今回の『六人の嘘つきな大学生』に関しては違いました。

僕の好きな女優である浜辺美波さんと山下美月さんが出演していたこともあり、しっかり画面を観ながら鑑賞しました。

また、原作小説は以前に読んでいたので、「映像化されたらどうなるんだろう?」「どこが原作と違うんだろう?」という点にも興味がありました。

 

小説を読んだときにはあまり気にならなかったのですが、いざ映像で観ると、事件の進行があまりに“計画通り”すぎて、リアリティが希薄に感じられました。

小説はフィクションだと頭では分かっていても、映像だとその“ご都合主義”が強調されて見えてしまうのです。

そして何より、小説と映画の本質的な違いを強く実感しました。

小説では、登場人物の心理描写や内面の葛藤が細やかに描かれていたシーンでも、映画ではそれがカットされてしまう。

映像は視覚的に情報が入ってくる分、わかりやすさがありますが、その分、**「登場人物の本心が見えにくくなる」**という欠点もあると感じました。

「あのシーン、小説では○○の心情が語られていたよな」と思い出すことで、映画と小説それぞれのアプローチの違いが浮き彫りになったのは面白い体験でした。

 

物語の前半では、そうした“違和感”が少しノイズになっていましたが、後半になると自然と物語に引き込まれ、気にならなくなっていきました。

さらに、後半は原作とは展開が変わっていて、その改変が意外とよく効いていたと思います。

おそらく原作通りに進めていたら、映画としては収拾がつきづらく、テンポも悪くなったでしょう。

その点で映画ならではの編集がうまく機能していたように感じました。

 

俳優陣の演技も印象に残りました。

泣くシーンや怒りを表現するシーンでは、感情をしっかりとコントロールしながら演じていて、俳優という仕事の大変さを改めて感じました。

「感情のジェットコースター」をコントロールする力が求められる職業なんだなと。

そして、霊園のシーンで映った墓石には登場人物の名前がしっかり彫られていて、「これって実際に作るといくらぐらいかかるんだろう?」と、そんな細かいことにまで目が行ってしまったのも事実です(笑)。

 

原作小説に対する僕の評価は、★5に限りなく近い★4でした。

映画に関しても、リアリティの薄さやご都合主義といった点は否めませんが、原作でややチープに感じていた“性善説的なオチ”が映像ではむしろしっくりきて、納得感が増していたのはプラスでした。

なので、映画も星4つという評価に変わりはありません。

ただし、原作を読んでいない人がこの映画を観たら、どう感じるのか?――それは僕には正直、わかりません。

🎥総合評価:★★★★(星4つ)

 

 

★2025年5月16日に読んだビジネス書「これって本当に「繊細さん」?と思ったら読む本」

2025年5月16日に武田友紀さんのビジネス書「これって本当に「繊細さん」?と思ったら読む本」を読了しました。

これって本当に「繊細さん」?と思ったら読む本

👉 これって本当に「繊細さん」?と思ったら読む本 ― HSPとトラウマのちがいを精神科医と語る(Amazonリンク)

 

トラウマは「心の傷」と思われがちですが、身体の反応でもあり、神経系に変化が起こっています。

客観的に見て命の危険があったかどうかではなく、強すぎる刺激によって神経系が圧倒されて動けなかった、つらい状況を孤独に過ごすしかなかった、そういう主観的な物事だといいます。

トラウマには以下の種類があります。

単回性トラウマ (交通事故に遭った、プールでおぼれたなど、1回かぎりの出来事によるトラウマ)

複雑性トラウマ (虐待的な家庭環境で育ったり、学校でいじめが続くなど、逃れられない環境のなかで繰り返しつらい出来事に遭うことによるトラウマ) (僕はこれに該当)

 

トラウマにより、当時の出来事を思い出させる物事を避けるようになったり(回避)、身体の外側から自分を見ている感じがしたり(解離)、トラウマ体験が今まさに起こっている感覚になって恐怖を感じたり(フラッシュバック)です。

特に複雑性トラウマは、心に負った傷が癒えないまま次の傷を受けていくような、大小様々なトラウマが重なっている状態だといいます。

自尊心を持ちにくくなり、些細なことでも「自分がダメなんだ」と強く落ち込んだり、感覚が過敏になったりします。

繊細さん(HSP)は、まわりの環境をよく見て慎重に行動します。

 

また、繊細さんだけに起こることではないのですが、トラウマがあると生きること自体が全体的に警戒モードになります。

今にも危ないことが起こる気がして、常に気を張っている状態です。

物音にすごく驚いたり、小さな出来事に敏感になったり、人といるときにくつろげなくて常に緊張してしまう、あるいは常に考えごとをしていて全く気がやすまらない、これらの敏感な状態を過覚醒といいます。

トラウマによって引き起こされる過覚醒と、気質による敏感さが一見似ているので、「繊細さに困っている」という相談でも、実はトラウマの影響で過敏になっている場合があります。(僕も該当)

トラウマになると、怒りがコントロールできなくなり、頭では分かっていても部下に暴言を吐いてしまったり、子育て中の親がお子さんに対して尋常ではなくキレてしまったり、感情をコントロールできなくなることがトラウマ症状ですが、「自分の性格の問題だ」と人知れず悩んでいる人もいます。

繊細による気質の問題かと思いきや、背景にトラウマがあることもあります。

繊細さんは誰か怒っている人がいるとすぐに気づいて緊張し、職場でそうした状態が続くと疲弊して「繊細さで困っていて」と相談するわけです。

しかし、「上司や同僚が不機嫌だったり、電話で怒っていたりするとすごく怖い」という話を聞くうちに、実はお父さんが怒鳴る人だったという話が出てきて、過去の経験がトラウマになって、まわりの人のイライラや怒りに対してものすごい怖さがあるのです。(僕も該当)

 

共感力の高低を表すと、以下になります。

低い 自閉スペクトラム症のある人(ASD)  > 一般的な共感力のある人 > HSP(繊細さん) 高い

ASDの人との会話は言葉が伝わっているようで全く伝わっていないことがあるのに対し、繊細さんは1を話しただけで相手のなかに10の思考が伝わっていくイメージです。

そう考えると、ASDの人はトラウマを抱えづらそうですね。

 

「ポリヴェーガル理論」はトラウマに関わるなら知っておきたい理論だそう。

自律神経には交感神経と副交感神経の2つがありますが、副交感神経はさらにお腹側背中側の2系統があり、それぞれ働きが違います。

仕事や家事を頑張るときは交感神経が働き、ある程度時間が経つと「ふぅ、疲れた」と感じ、お腹側の副交感神経(腹側迷走神経)を使ってブレーキをかけて、落ち着いてきます。

このような波(興奮とリラックス)があるから、神経系が落ち着いて(耐性領域という落ち着きゾーンがある)我々は暮らせます。

ストレスがかかると交感神経が活性化し、耐性領域を抜けて、緊張・警戒ゾーンに入り、こうなると過覚醒です。

こうなっても、お腹側の副交感神経が働いて落ち着きゾーンに戻れたら問題ありません。

ですが、子供のころから何千回と大人によって繰り返され、調整された一人でもできるお腹側の副交感神経落ち着き自己調整モードが親のひどい対応によってケアされないと交感神経が高ぶったままになり、それを背中側の副交感神経が急激に働いてシャッドダウンし、「固まる」「凍りつき」とよばれる低覚醒の状態になります。

思考がうまく働かず、動作ものろりのろりとなり、動物でいう「死んだふり」です。

トラウマ治療でタッチセラピーをやると、落ち着きゾーンにいられる状態が長くなります。

タッチセラピーとは、カウンセラーが相談者さんの肩や腎臓などにそっと手を置くことで協調調整を行い、身体が少しずつ落ち着くことを学んでいくセラピーです。

バランスのよい神経系を作るには数ヶ月から年単位かかります。

「年齢の10%くらいは続けてほしい」そうです。

 

この本を読んで、トラウマへの認識・解像度が深くなり、トラウマ治療への一歩がさらに進む気がしたので読んで本当に良かったです。

思えば、20歳ごろにはすでにトラウマ状態であり、お腹に灸を据えて温めると楽になる、というかそれをしないとかなり体調が悪くなる状態でした。

その後、自律訓練法も並行しつつ、電気アンカーや電気毛布でお腹を温めることをしており、根本の原因はトラウマだったのです。

もしかしたら、親の短気や怒りを抑えられないのもトラウマのせいなのかもしれません。

トラウマやトラウマに関係する身体性は今後のキーワードになる可能性があります。

「トラウマはない」を広めたアドラー心理学関連の「嫌われる勇気」という本の罪深さです。

この本は僕にとっては人生を変える1冊になりそうなので、個人の主観がかなり入りますが星5つとします。

 

これって本当に「繊細さん」?と思ったら読む本

👉 これって本当に「繊細さん」?と思ったら読む本 ― HSPとトラウマのちがいを精神科医と語る(Amazonリンク)

🎥総合評価:★★★★★(星5つ)

 

 

★2025年5月20日に読んだビジネス書「口の立つやつが勝つってことでいいのか」

2025年5月20日に頭木弘樹さんのビジネス書「口の立つやつが勝つってことでいいのか」を読了しました。

口の立つやつが勝つってことでいいのか

👉 口の立つやつが勝つってことでいいのか(Amazonリンク)

 

文学を学ぶことの重要性を自分の難病の症状を医師にきちんと伝えられるか、という命を左右するきわめて現実的なシーンを想定していると書いており、納得です。

僕も長年、意味不明の持病に悩まされてきて、ようやくPTSDだと突き止めましたが、そこまでに至るのに長年の年月と言語化能力、そしてそれについて書かれている本との出会いが必要でした。

 

弁がたつ人は口喧嘩が強く、弁がたたない人は黙るしかなく、それを聞いている第三者も弁がたつ人を支持する構図になっていて、弁がたつ著者はそのズルさに気づいていました。

僕の長年の傍受の暴露も、僕の説明不足や証拠不全も関係して、病気呼ばわりや妄想扱いされて理解されないことが多々ありました。

しかし、最近ようやく傍受されていたストーリーや全体図を示すことができ、一部の人に伝わるようになりました。

持病にせよ、自分の置かれた状況にせよ、口下手だと誤解や理解されずに損を被ります。

しかし、言葉にできない物事なんて世の中には腐るほどあり、言葉にできることだけ(なおかつ言葉にできる能力やそういう人)だけがすべてじゃありません。

ましてや複雑な背景にある構図こそ、「うまく言えないっす」となり、無言になることも多々あります。

そういう人を見て、この人に非があり、この人が悪いのだなと思ってしまうと、現実を見誤ります。

 

思わず口走った言葉すら本心ではないこともあります。

言語化し、口に出す言葉の限界です。

理路整然と話せる人が評価されがちな昨今ですが、理路整然と話さず、よくわからないけど魅力的な人は存在します。

世の中の複雑な現実を言語化できる部分なんてほんの一部であり、暗黙知も多いですし、言語化できたら賢いとか、言語化できない奴は能力が低いとひとまとめに評価しないほうがいいです。

著者は「こんなにも言語化できない世界を生きていたのか!」と書いています。

 

誰かの索引が好きで、どういうところが好きか?と質問されると、いくらでも語れそうな気がするが、大好きな作品ほど意外ときちんと言語化できない場合もあります。

名も無き人、障害者、負け組、病人、能力がない人、イケメン・美人じゃない人にスポットライトが当たることはなく、生きづらいのが世の常だと再確認させられました。

宮古島の「親切にして感謝されないのが当たり前の世界こそが実は美しい世界」という著者のエピソードには感心しました。

(これと同じ理屈で、挨拶をして無視する、返してこない人を嫌う感情的な人がいるが、そういう世界は美しくないと思いました)

 

人は「自分だったら、決してこういうことはしない」ということを他人がしていると、とても腹が立つ。そのとき、「相手には特別な事情があるかも」ということに、なかなか思いがいたらない P102 

この文章を読んで、想像力がない人との交流はきついなと再確認する自分がいました。

僕はPTSDでもがいていて、自分でも症状が把握できておらず、他人に迷惑をかけていたことは多々ありましたが、そこを突いてきて攻撃的になる人もいれば、「悪い人だとは思わない」「改善できる」と配慮してくれる人もいました。

この人間の落差がものすごく、想像力がなく攻撃的な人とは中・長期的な付き合いは無理だと把握しています。 

「もしかすると、何か事情があるかも」と思うと、腹が立たなくなり、非難したくもなくなります。

 

カート・ヴォネガットというアメリカの作家に、熱烈ファンがつかんだ「ヴォネガットの作品の核心」は?

「愛は負けても、親切は勝つ」 

これの意味を知ったとき、深く感動したので、ぜひ本書を読んでほしいです。 

 

深いルポを書けるのはなじめていない人という洞察は深いです。

その水にしっくりなじめる魚は、その水のことを考えなくなる。その水になじめない魚だけが、その水について考え続ける。P139

同じように、社会について聞くなら、社会的成功者ではなく、社会に違和感を抱いている人に聞くほうがいいかもしれないとのこと。

僕も逆境やリソース不足時代を長く経験してきたからこそ、リソースがありまくる人の立場ではなく、リソースが少ない人の立場・視点から見えてくることが多かったです。

リソースがありまくる人は余裕もあるし、工夫や抜け道を探さなくなりますね。

現代ではリソースがありまくる人や企業よりも、リソースが乏しい中で工夫や試行錯誤し、成果を出せる人材が求められていると感じます。

そもそもリソースがありまくる人や企業のほうが物珍しく、少数派です。

 

「話が成仏しない」というエピソードは鋭い視点でした。

著者は「永遠に生きたい」願望があり、それを他人に話すと不思議がられるそうで、このエピソードも興味深いです。

音声アプリGravityの人で、一番強くなった雄魚は女性化し、二番目の雄魚と結ばれる関係を持つ魚がいてそれをエロいと表現して、水族館に行きたい(動物園じゃないのは室内だから)と言っていて、そんな視点は僕にはなかったので驚きました。

世の中には自分では想像もつかない考え方をする人がいるのです。 

 

こういう面白いエピソードをたくさん抱えている著者はどういう人物かが気になったのでみたら、「文学紹介者」とだけあり、大学3年の20歳のときに難病(潰瘍性大腸炎)にかかり、性格も大きく変わり、13年間の闘病生活を送るとありました。

(ということは現在、33歳?と思ってググってみたら61歳でした)

難病になると、性格も変わり、物事への見方も変わってくるのかもしれません。(リソースが極端に乏しくなる)

PTSDという難病のようなものや長年の逆境下(圧倒的なリソース不足)に置かれた僕も、人とは違う見方を持っているかもしれません。

 

著者の本は読んで参考になったし、感銘を受けたので読んで良かったです。

それにしても、同じ難病持ちでも著者のように哲学的で深い人生の洞察には至らず、なぜかというと僕のバックボーンが経済学、経営学、ビジネス、ITなど実用視点に偏っていたからでしょう。

(例外的に心理学、教育は射程範囲内です)

人は難病になったり、窮地に陥っても、哲学的な人生洞察の方向性に向かわず(芸術方面にも向かわず)、経済学・経営学・ビジネス・ITなどひたすら実用的な方向性に向かうこともあるのだなと気づいた次第です。

また、小説(フィクション)や僕の好きな実用書とはまた趣向が違うエッセイに触れて、新鮮さを感じました。

そして、小説はあくまで作り物なので現実には起こり得ないと冷めた部分があるのに対し、エッセイは現実的な視点と想像物であり、リアリティ重視路線の僕とはそこまで相性が悪くないとわかりました。

(著者によるのでしょうが)

 

口の立つやつが勝つってことでいいのか

👉 口の立つやつが勝つってことでいいのか(Amazonリンク)

🎥総合評価:★★★★(星4つ)

 

 

★2025年5月20日に読んだビジネス書「社会人1年生の情報セキュリティ超入門」

2025年5月20日に頭木弘樹さんのビジネス書「社会人1年生の情報セキュリティ超入門」を読了しました。

社会人1年生の情報セキュリティ超入門

👉 社会人1年生の情報セキュリティ超入門(Amazonリンク)

 

セキュリティ対策本としてはタイトルどおり、超入門でしたが、それでも役立ちました。

パスワードの正しい作成方法(目から鱗情報)とパスワード管理方法(Bitwardenなど)は意外とやっていませんでした。

脆弱性がいかに恐ろしいか(ソフトウェアの更新を怠る)を再確認しました。

メールセキュリティも目新しい情報でした。(クラウドストレージを使ってファイルを共有する流れ。Gmailの送信取り消し機能)

フィッシング詐欺はまさに僕はこの手法により、ハッキングされてしまったので合点がいきました。

 

しかし、以下のようなGoogleアカウント乗っ取りのためのフィッシングメールもあり、要注意です。

 

マルウェア感染経路の説明も詳しいです。

VPNは無料で1台までのProtonVPNが推奨されていました。

6割の情報は既知でしたが、4割の未知の情報が載っており、非常に参考になりました。

読んで良かったです。

 

社会人1年生の情報セキュリティ超入門

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🎥総合評価:★★★(星3つ)

 

 

★2025年5月23日に読んだ小説「復讐は合法的に」

2025年5月23日に三日市零さんの小説「復讐は合法的に」を読了しました。

復讐は合法的に

👉 復讐は合法的に(Amazonリンク)

 

2023年7月発売。

非現実的な設定(主人公の復讐代行人など)ですが、まぁそういう設定ありきなら受けいられる許容範囲のリアリティでした。

そして、復讐代行人の主人公エリスがそれをやる動機として、「復讐なんてするものじゃない。空しくなるだけだ。相手より幸せになることが一番の復讐だ」という綺麗事が大嫌いであり、なぜなら相手の深い事情も知らずに綺麗事を吐いているようにしか見えないからと言う背景に深く感心しました。

復讐することで本人が納得するなら過去にケリをつけられるならそれも立派な選択肢であり、それとともに復讐なんかのために自分の人生を犠牲にしたくないし、ノーリスクでもないこと(返り血を浴びる)もあるけど、それをお金を払うことで手伝いをする人間がいたって良い、という設定はリアリティがあります。

まぁ現実はそんな存在が公になっていないですし、頼めないからこそ、泣き寝入りで諦めて、相手より自分が幸せになるしかないという方向に向かうしかないのでしょう。

つまり、これは人々の願望(本当に根深い復讐心があるなら)を満たしてくれる小説なわけです。

 

また、具体的なこういう復讐方法があるのか!と学べる構成にもなっています。

この世は被害者ばかりが泣き寝入りで、加害者のほうが有利で得するようになっていますからねー。

被害者がいろいろな不都合を承知で、告発や反撃をしても、それを見た周囲はあまり深く関わりたくないと思われますし、さらに会社などに干されるという危険性もあります。

そうなると、ますます泣き寝入り方向に「自分だけが我慢すればいいんだ」になりがちです。

加害者は罰せられず、のうのうと生きている現実です。

そんなときに、金を払えば復讐を代行してくれる存在がいたなら、その人は救いの神でしょう。

(モヤモヤしたものが消え、爽快感とスッキリ感が味わえます。そして、次の人生に歩めるようになります)

 

とはいえ、以下の動画のような考えももちろんあります。

相手が眼中になくなり、思い出すこともなくなり、自分の人生が上手くいっていたらそれは勝ちです。

一方、相手の社会的評判が下がり、落ち目になっていけばそれは人生が逆転したという証拠です。(因果応報)

また、「本当の復讐は自分が幸せになることだ!」は正論ですが、そういう発信をする人が復讐を考えている人に対して、どんな幸せの手助けをしてくれるのでしょうか?

具体的に、お金や投資などの支援をすることや、良い条件の仕事の紹介や、恋人を紹介するなどしますか?といったらしないでしょう。

つまり、口先だけの介入であり、処方箋としてはほとんど意味がありません。

 

それよりも、僕のコンテンツのほうがよほど有用です。

金に困っている人に対してはスマート消費術(副業なんて1割未満しか成功しないので節約のほうが効果ある)、ダイエット・筋トレの指南、PTSD治療やメンタル維持法(独房読書術は異端)、ハッキングや傍受などの被害者には僕の実体験から詳しい解決法を指南、などです。

巷の発信より、よほど自ら編み出した処方箋のほうが100倍効果があり、人生が楽になりました。

その実体験のノウハウをまとめたのがPDF本です。

「幸せになるのが最大の復讐だよ!」はその通りですが、具体的な支援はされず、自分で幸せは勝ち取れ!ですから、それならばそんな口先介入よりも僕のノウハウのほうが100倍効果があります。

まぁこの発信者に悪気はないのでしょうが、具体的な支援をしないで口先で介入するならば(中途半端)、むしろ放っておいてもらったほうが無駄に期待させないので良いとすら感じます。

(支援すると見せかけて無駄に期待させることのほうが悪気はないにせよ、罪深いですから。だって、この人なら自分を支援してくれるかも!と期待したら、結局は口先だけだった!となれば再度の裏切りに直面し、ますます人に最初から期待しないほうがマシ、という観念が固まっていきますよね?それならば「私は具体的な支援はしません!情報(PDF本)などだけの提供はしますが、それ以上は無理です」と言ってもらったほうが無駄な期待を抱きませんし、誠実でしょう)

 

「無駄に外部や他人に期待しない」は何度も何度も裏切り続けられ、期待外れに終わった末の処世術であり、だったら最初から無駄に期待しないほうがダメージが少ないからそう考えています。

「他人に期待しなよ、他人に頼りなよ」と言う人が、具体的な支援までしてくれたケースってどれだけありますかね?そう発言する人が直接、その人を助ければいいと思うのですが、なぜかしません。

僕はそういう裏切られた続けた人の気持ちが痛いほどわかるので、無駄に期待させるような発言をしません。

僕のPDF本を紹介するか、もしくは労力ではなく情報提供レベルの支援に留めるか、もしくは僕ではお手上げだと思ったら、外部の場所を紹介し、丸投げします。

だから、自己承認欲求を満たすため?(他人を助けると自分の辛さが和らぐ)の無料相談は今ではしなくなりました。

他人に無駄に期待を抱かせることの罪を知ったからです。

 

また、ハッキング・傍受犯達に対する最強の復讐は相手が嫌がることをすることであり、それは完璧なハッキング対策です。

これを僕はついに確立し、発見し、到達し、ストレスが激減しました。

ハッキングされているのに「気にするな!」というアドバイスは、寒い・暑いなかにいるのに「気にするな!耐えろ!」というのと似ています。

ストレス源を取り除けるならそれに越したことはありません。

この詳しい情報については僕のPDF本にまとめています。

 

ちなみに、メンタリストDaiGoさんの動画もあります。

損害賠償を狙えるケースは除外と言っているので、僕の事例とは違いますが紹介します。

自分のために他人を許すのはその通りですが、2つの条件が必要だと僕は気づきました。

過去のことで終わったこと(現在進行形で続いてない)

現在、ある程度成功していること

 

失恋した人が癒やされるには新しい魅力的な恋人を作るのが一番効果的という話もあります。

現在がある程度満たされて、成功していたら、過去は伝説になったり、どうでもよくなります。

しかし、現在がうまくいっておらず、さらに現在進行形で被害が続いていたら、復讐心を消すのは難しいでしょう。

僕は現在進行形の被害を少しでも減らすため、ストレス軽減のために最強のハッキング対策に行き着き、実行中です。

次に、少しでも自分の中で納得のいく経済的成功を達成するために奮闘していますが達成できていません。 (これも相手への復讐心が消えない理由) 

2つの条件があってこそ他人を許すが成立します。

 

しかし、これはかなり相当に頑張って他人を許す、もしくは眼中から外す行為ですが、そもそも僕のケースは損害賠償ものなので当てはまらないかもしれません。

損害賠償もののケースはそれくらいのダメージがあることだから損害賠償であり、 復讐心が湧くのは当然です。

むしろ、損害賠償ものなのですが、自分のためにこんなどうでもいい連中のためにリソースを消費したくないから、他人を許す、もしくは眼中から消したくて2つの条件を成立させようと相当に頑張っています。

復讐というワードだから、よほどのことである場合が多いです。

大したことでなければ許せるものです。

損害賠償ものだけど警察も動かないし、完全犯罪成立で許せないというケースもあるでしょう。

これを許すにはやはり2大条件が成立している必要があります。

 

現在進行形のことを許すのは相当に難しいです。

現在の人生がそこまでうまくいっていない(しかも相当に努力しているのに)のに相手を許す余裕や気分になれるかといったら、これも難しいです。

ここに加害者の人生がうまくいっていて、耳に入ってきたら余計にむかついてきます。

ともかく2つの条件成立を満たさなければ加害者を許すのはほぼ無理です。

完全犯罪だから証拠を掴めない、 証拠がなければ訴えることすら難しい、そして、そんな連中がのうのうとして金儲けしている、しかも現在進行形で被害が続きます。

そんな中、ハッキング防衛でストレス減、金を稼ぎ、マシにする行動をしてこいつらを眼中から消したいというわけです。

とはいえ、解決策を考えたので実行します。

ハッキング・傍受無効化と現在のある程度の成功の一挙両得を狙います。

(復讐心を消すというのはかなりの深い背景知識が必要です)

 

許すというワードがイマイチなのです。

よく嫌な相手にも感謝を!と言われますが、これも同じです。

加害者や復讐相手に対して、いくら自分のためとはいえ許すや感謝というワードは受け入れがたいのです。

ではどうすればいいか?

無になればいいのです。

何も思わない、感じない、考えない、完全スルー、反応しない、という無です。

自分のために無になります。

無になるには瞑想の習慣を作ればなりやすくなります。

 

加害者の真の目的は被害者をいつまでも支配下におきたいだけです。

支配から逃れるには、無になり、反応しないことであり、自分のやりたい人生を生きることです。

復讐代行人みたいな人がいればいいですが、そんな存在は現実にはなく、自分が手をくださないのであれば因果応報も起こりません。

ですから、徹底的に支配下から逃れるための行動をすればいいだけです。

それが最大の復讐です。

加害者は支配したいだけなので、僕の味方になりそうな周辺を自分の側にもっていきます。

そうして孤立させたり、自分らが被害者の欲しいものを手に入れたし、近くに置いたぞ!と見せびらかし、支配したいだけなのです。

ですから、そういう行動には徹底的に無になり、全スルー対応で離れればいいのです。(派閥争いみたいなものにも最悪、巻き込まれますし、面倒です)

他人が無目的に(利益や投資以外のボランティアで)助けることはないので、期待せずに、自分のやりたいこと・目的に沿って動いて、人生を生きたほうがいいです。

 

『反応しない力』悩むな。すべて無視しろ|ブッダの教え

 

【ブッダの教え】放っておくと好転する法則 – 人間関係も体調も心配もすべて軽くなる5つの実践

 

しかし、以下の動画にもあるように、人から恨みを買う者は馬鹿だなと思います。

恨みを買う人間が多くなればなるほど、その人が何かしらで落ち目になった際に、ここぞとばかりに反撃ややり返される余地を大量に残しているわけなので。

(爆弾を抱えて生きているようなものです。ですから、恨みを大量に買っている人とつるむとろくなことがありまません。巻き添えを喰らいます。某大企業の連中とか爆弾を抱えてやり返されるリスクをずっと背負って生きるわけです)

 

ところで、本書は以下の4篇になっています。

Case1 女神と負け犬。(恋愛トラブルで元カレへの復讐)

Case2 副業。(犯罪がらみの副業を暴く)

Case3 潜入。(複雑なトリックが仕掛けられる潜入調査)

Case4 同類。(同業者(復讐代理人)同士の対決)

名探偵コナンのような安定感のある楽しさ(依頼人が来て犯人がいて謎解き)が根底にあり、シリーズものといった印象です。

 

ものすごくインパクトがある驚きと感動や衝撃といった要素は少ないですが、安定感のあるシリーズものの小芝居を見せられて「そこそこ満足する」といった感想です。

とはいえ、読んでおいて良かったなぁと思います。

<P285まで>

 

復讐は合法的に

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🎥総合評価:★★★(星3つ)

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