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大学改革の一つとして、事業促進がある

どうも、太陽です。

 

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この記事は「世の中についての気づき」を得るための内容です。読者の生活に直接役立つ内容ではありませんが、考え方のヒントにしてもらえると嬉しいです。

 

 

1 大学改革が進まない理由について考える

最近、大学の改革や大学入試の改革が話題になっていますが、なかなか成果が出ていないようです。また、大学側からも「変えたくない」という声が上がっているようです。

僕はその理由について、「大学がビジネスの厳しさを知らないからではないか」と考えています。

大学の先生たちは、民間の仕事のように利益を上げたり効率よく進める必要がないため、ビジネスに必要な「成果」「生産性」「利益」などをあまり重視していないのではないでしょうか。

そこで、大学の先生がビジネスの世界を実際に体験してみるのも、大学改革のひとつの方法かもしれないと思います。

このテーマについてさらに考えを書いていきますので、興味がある人は続きをお読みください。

 

2 書籍『半径5メートルのフェイク論』の意見と僕の考え

専修大学の政治学者、岡田憲治先生が書いた『半径5メートルのフェイク論』という本を読んで、先生の意見を簡単にまとめつつ、僕の考えも書きます。

 

「大学の存在意義は社会に貢献することではなく、常に反社会性を担保しながら、社会に適応するのではなく社会をクリエイトする者たちを育てるための言葉を提供する場所だ」と著者はいいます。

続けて、「社会貢献は社会のニーズに対して、学問の府である大学が応えていくこと、つまり、大学はお金、人材、その他のリソースは社会のおかげで調達できているのだから、社会に還元し、貢献しなければならない、というのはフェイクだ」とも言っています。

理由は「社会が間違っていたらどうするの?」という質問から始まります。

「間違った社会のニーズに応えたら、社会全体を壊す手伝いをすることになる」と言うのです。

 

著者は「最適解などといういかがわしいものが常にこの世に存在すると過信する者、それがないと知が成立しないと不安になる者たちを「可能な限り育てない」ために、大学がこの世に存在する」と考えているそうです。

 

ここからは、僕の意見です。

僕の主張は「何事もスポンサーには逆らえない」です。

国立大学は国から補助金を受けていますし、受験生からは授業料をもらっています。

しかし、著者は専修大学教授なので、私立であり、補助金の割合は減り、主な収入源は受験料などでしょうか?

 

民間の商売は、お客様は神様まではいかないにせよ、競争にさらされ、顧客争奪合戦であり、採算が合う、または利益を得ようと必死に活動します。

ダメな顧客に合わせすぎると、怠惰なサービスがあふれ、弊害も生まれますが、基本的には顧客の効用を最大化するシステムが市場です。

ターゲット層 具体例
IQが低く、怠惰な人向けのサービス – ショート動画サービス(例: TikTok)
– 栄養素の少ないファーストフード
– 依存症につながるサービス(ギャンブルなど)
– 低俗なTV番組

 

以下の記事にあるように、賭博は悪影響のほうが大きいです。

スポーツ賭博の合法化は低所得層に悪影響を及ぼしDVの増加も引き起こす「大きな誤り」だったという指摘

  

そして、「スポンサーには基本的に逆らえない」、もしくは「弱い立場だ」というのが僕の主張です。

スポンサーとは金を出してくれる人であり、具体的には、以下の関係があります。

対象 スポンサー・支援者
自立できていない子供
従業員 雇用主(給料を支払う会社)
株式会社 投資家
民放のTV局 CMを出すスポンサー企業
YouTuber 案件を提供する企業

 

しかし、完全に奴隷になる必要はなく、人権を無視した扱いには抵抗すべきです。

毒親には成人したら家を出るか、通報し、株式会社であれば上場廃止や自社株買いなど株数の調整、民放のTV局であれば交渉?、YouTuberであれば案件を断ったり、選びぬく、などです。

 

金を出されると、基本的に弱い立場に置かれます。

そして、私立大学であれば、経営と大学教員の雇用を握っているのは大学生(親?)です。

ということは「反社会性を担保しつつ、社会をクリエイトする」という学生を育てたいなら、実績を示すべきです。

また、具体的な就職に使える職業スキル構築は軽視し、「何の役に立つか不明な教養ばかり(大学受験時代含め)学ばせて、社会に解き放つことをどう考えているのか?」を知りたいです。

 

まぁ大学進学は惰性とモラトリアムで、学生自身と親が「なんとなく大学に通わせている程度の慣習に過ぎない」と僕は思っています。

本来なら、就職率や稼ぎに直結するスキルや資格取得を指標にして、進学したほうが賢いのです。

 

何となく有名大学に進学したら、良い大企業に入れて、良い生活が送れそうぐらいのイメージしか抱いていない気がします。

なぜなら、大学受験の中身(特に文系)がひどすぎて、「社会に出て、この知識はどこで使うの?」というのが多いですし、賢い学生なら「意味ない勉強だけど受かるためにしのごう」と思うからです。

とはいえ、受験コンテンツは意味がないのですが、頭脳の訓練には有用です。

 

あとは、スポンサーに依存しなくて済むように、大学が事業に乗り出し、収入源を増やすのは有効です。

以下の記事によると、2010年に近畿大学はマグロの養殖でヒット作を出しましたが、2017年には下火になったそうです。

なぜ「近大マグロ」の実績が減ったのか 完全養殖技術が拓く魚食産業の未来(前編)

 

民間のビジネスはこういう世界であり、常に競争にさらされ、良いモノを作り続けないと、会社が存続できません。

「反社会性を担保しつつ、社会をクリエイトする」というかっこいい言葉を言うのなら、専修大学も事業をすべきでしょう。

事業の厳しさを知ったら、どんな認識になるのでしょうね。

 

また、きれいな言葉を言うのなら、自ら背中を見せるべきであり、具体的な行動が大学の事業への参入です。

大学が事業に参入したり、企業とタッグを組めば、使えるかわからない教養ばかり学ばせることの愚を悟るでしょう。

もしくは、効率や合理性や危機感も生じ、生産性も上がるのではないでしょうか?

 

基本的に人間は自分が経験したことを中心に物事を捉えます。

大学教員はビジネスや民間の世界に疎い人が多く、だからこそ民間の人の価値観を肌感で実感できません。

成果(利益)を出すために、限られたリソース(予算、時間、人材など多数)を駆使し、厳しい競争を勝ち抜くという意識が希薄だと思うのです。

与えられた予算で、自分の好きなことをやり続けてたら、「それがたまたま実用性があり、企業からオファーが来て、使用され、金になったら良いな」という気分かもしれません。

 

もちろん、何が金のなる木(技術や知識)になるかは予測不可能なので、完全な選択と集中の決め打ちは難しいのですが、それにしてもビジネス感覚が疎い気がします。

成果(利益など)への執着が弱く、だからこそ大学受験においては無駄な古文・漢文を残し、特に有名大学未満の大学は「反社会性を担保しつつ、社会をクリエイトする」という言葉を書いてしまうのではないでしょうか?

 

まずはスポンサーに頼らない収益源確保として、事業に挑戦し、「痛い目をみたほうがいいのでは?」と。

そして、ビジネスのことが肌感で実感できたら、民間への理解が深まり、これから民間に行く確率が高い学生にもっと解像度の高いアドバイスができると思うのです。

「ビジネスに向いていないから大学に来たのだよ」と言う大学教員は、何の役割を果たせるのでしょうか?

理系の研究でかなりの成果を出せるのなら、存在意義があり、貴重ですが、文系なら、どんな存在意義があるのでしょうか?

 

さて、資本主義である以上、ビジネスや市場は物質的豊かさの目標において組み込まれており、市場の失敗対策として、政府や公務員が存在します。

市場の失敗(規制強化)、つまり民間の市場では対応できない分野が大学であるなら、理屈が成り立ちますが、私立大学も多数存在しており、国立大学の存在意義は問われます。

 

ここで、「私立大学であればある意味、市場なわけで、ビジネスの世界ともいえる」と改めて気づきました。

(これまでの主張を撤回)

私立大学だから、「文科省の言いなりにならないよ」という意味を込めて、「反社会性を担保しつつ、社会をクリエイトする」と言ったのでしょうか。

 

それならばそれでOKであり、大学と学生の取引問題であり、外野がそこまでとやかく言うことではないでしょう。

専修大学の就職率や評判が悪化すれば、学生が減って、経営が厳しくなるだけの話だからです。

そして、企業もタッグを組む大学を当然選ぶわけで、大学に魅力がなければそれまでです。

しかし、大学は親と学生自身の情弱さと、学生のモラトリアム志向で、惰性と何となくの流れで偏差値の低い大学に入り、非効率な時間の過ごし方をしている気がします。

 

市場の失敗事例として、IQが低く怠惰な人向けのサービスはまだ許容範囲でしょうが、詐欺もあります。

自由に市場で商売をさせると、一部に悪知恵を働かせた者が賢くなく知識がない者を騙す詐欺が発生するのです。

投資詐欺も多数発生しています。

 

今のところ、メディアなどによる注意喚起がなされる程度で、完全な取締りに至る、または詐欺師の摘発まではなかなか至りません。

市場の失敗は至るところに見受けられ、賢く知識がある者が賢くなく知識がない者を食い物にする光景は山ほど見ます。

 

以下の記事にある「ゴキブリ駆除で高額請求する悪徳業者」も市場の失敗の例でして、消費者庁が社名を公表し、注意を呼びかけています。

ゴキブリ駆除で高額請求 不安あおる手口、社名公表

これは法的に捕まらないのですね。。。

 

Fラン大学もある意味、就職率も低く、「投じた費用に果たして見合う成果が得られるのか?」が疑問で、詐欺商売の一種な気がしますが、自己責任で終わりです。

(ちなみに、専修大学はFランではないです)

 

最後に、昨今は企業において、コンサルタントでも専門家でもなく、番頭が求められているという記事があり、非常に感銘を受けたので紹介します。

【毎日書評】コンサルでも専門職でもない、いま企業が求める人材は「番頭」だった!

 

大学人はコンサルタントも専門家(研究者)の面でも、人材を輩出できていないか、もしくは番頭のような存在は考えられもしなかったのではないでしょうか?

教育改革においても、「番頭のような人材育成は描けなかった」と思われます。

 

「過剰自己責任社会に抵抗する日本国民」の記事に続きます。

 

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